不動産鑑定士の取扱説明書|なる方法、将来性、求人、業務内容、他資格へステップアップ

 

「不動産鑑定士」に興味がある方、受験勉強中の方、合格したが資格をどう生かそうか悩んでいる方などなど、そんなあなたに必ず役立つ不動産鑑定士情報を集めてみました。

 

不動産鑑定士とは

不動産鑑定士は、不動産の適正な価格を判断できる唯一の国家資格であり、不動産系資格の最高峰です。

実は今、もっとも狙い目の資格は不動産鑑定士です

まず、不動産鑑定士は、司法試験、公認会計士とともに「国家三大資格」と呼ばれるステータスの高い資格ですが、三大資格の中で、試験の難易度はもっとも低いです。

しかも、不動産鑑定士は将来的に十分なニーズが見込めるにもかかわらず、近年、受験者数が減少しており、さらに難易度が下がってきているのです。

 

不動産鑑定士になる方法

不動産鑑定士試験(短答式と論述式)に合格した後、実務修習を修了し、不動産鑑定士名簿(国土交通省)に登録すれば不動産鑑定士になります。

実務修習は1年コースまたは2年コースを選択できるので、受験期間を含めると、不動産鑑定士になるには最低でも2年かかるということになります。

 

試験は毎年1回(5月中旬に短答式、7月下旬~8月上旬に論文式)行われ、10月に論文式の合格発表があります。

不動産鑑定士は、数ある難関資格の中でも、司法試験、公認会計士とともに「国家三大資格」に位置づけられるほどの難関資格です。

合格率は高めですが、不動産鑑定士試験の場合、受験生全体のレベルが相当に高いので、実情は、見た目の合格率とはかけ離れた”狭き門”です。

実際、私の周りにいた受験生の多くが、仕事に就いていない”資格浪人”で、彼らは昼は専門学校、夜は自宅と丸1日中勉強しており、みんな本当にレベルが高かったです。

今が狙い目!不動産鑑定士の超効率的な勉強法
私自身の反省点を踏まえた不動産鑑定士試験の「超!効率的な攻略法」を紹介します。とことん無駄を省き、やるべきことしかやりません。私は、専門学校を利用して、3年かけて合格しましたが、3年はかかりすぎたと反省しています。どうか、無駄に時間やコストをかけた間違った勉強法をしないでください。

 

不動産鑑定士の資格登録は生涯有効です。

 

不動産鑑定士の将来性

近年、不動産鑑定士は、受験者数も合格者数も減少しています。

リーマン・ショックなどに伴う深刻な不動産不況が影響していると言われています。

 

では、不動産鑑定士に将来性がないのかと言えば、そうではありません。

平成27年、将来的に不動産鑑定士が不足することを危惧した国交省は、有識者委員会を開催し、「不動産鑑定業将来ビジョン研究会報告書」をとりまとめました。

報告書では、鑑定士業界を活性化するために、グローバル化、業務拡大化などさまざまな提案がなされました。

 

このように、不動産鑑定士は、国にとって必要不可欠な制度であり、そのため国主導で業界の活性化を議論しているのです。

国策として、不動産鑑定士の活躍の場は今後ますます拡大していくわけですから、非常に将来性の高い資格だと言えます。

 

求人状況

不動産鑑定士の魅力は、なんと言っても独立開業できることです。

それを可能にしているのが、不動産鑑定士だけにある公的評価業務です。

具体的には、地価公示、都道府県地価調査、相続税路線価評価、固定資産税標準地評価などです。

これらの公的機関が発注する業務により、不動産鑑定士には安定的な売り上げが期待できるのです。

 

また、不動産鑑定士は、企業内鑑定士として活躍することもできます。

金融機関でなら担保評価や不動産投資用の資産評価、デベロッパーでならマンション開発や大規模開発など、さまざまな分野で専門知識を活かして活躍することができます。

最近では、不動産の証券化の動きが活発になるなど、さまざまな業界で不動産鑑定士のニーズが高まっています。

 

具体的な業務内容例

以下は、不動産鑑定業者の一般的な業務内容例です。

  • 地価公示、都道府県地価調査などの公的評価
  • 裁判所の競売物件評価
  • 銀行の抵当権設定のための担保評価
  • 公共事業の用地買収のための土地評価
  • その他民間発注の資産評価

 

他資格へステップアップ

不動産鑑定士は単体でも十分な売り上げが期待できますが、他の資格を組み合わせることで、さらなる業務拡大が望めます。

特に、試験科目の一部が免除される以下のようなステップアップをおすすめします。

 

中小企業診断士

中小企業診断士は、さまざまな経営課題を抱える中小企業の経営診断を行うコンサルタントです。

経営コンサルタントとして独立するもよし、一般企業でも高度なビジネススキルをもつ人材として活躍の場は多いことから、人気の高い資格です。

実は、不動産鑑定士試験の合格者は、中小企業診断士第1次試験の科目「経済学・経済政策」が免除されるのです。

したがって、他の受験生よりも断然有利な位置から試験勉強をスタートできます。

 

公認会計士

公認会計士は、財務経理部門の最高峰の資格です。

公認会計士には「財務諸表監査」という独占業務があります。

上場企業や公益団体はこの監査を受けなければならないため、安定的に仕事があり、公認会計士には景気に左右されない安定性があります。

難関資格の公認会計士ですが、実は、不動産鑑定士試験の合格者は、公認会計士の試験科目「会計学」または「経済学」が免除されるのです。

したがって、他の受験生よりも断然有利な位置から試験勉強をスタートできます。

 

まとめ

難関資格の不動産鑑定士ですが、実は今、もっとも狙い目の資格だと言えます!

不動産鑑定士は将来的に十分なニーズが見込めるにもかかわらず、近年、受験者数が減少しており、さらに難易度が下がってきているのです。

 

また、他の資格と組み合わせることで更なる業務拡大が見込める不動産鑑定士ですが、特に、試験科目の免除規定のある「中小企業診断士」と「公認会計士」は、他の受験生よりも断然有利な位置から試験勉強をスタートできます。

 

不動産鑑定士は、安定した公的評価業務により独立開業を図ることもでき、企業内鑑定士としてさまざまなビッグプロジェクトに参加することもできる、非常に価値のある資格であると言えます。

 

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