今が狙い目!不動産鑑定士の超効率的な勉強法|2019版

不動産鑑定士の勉強法

 

「不動産鑑定士」は、不動産の適正な価格を判断できる唯一の国家資格であり、不動産系資格の最高峰の難関資格です。

私は、専門学校を利用して、3年かけて合格しました。

いつも私は独学をすすめていますが、これほどの難関資格は、論文問題の対策もあり、さすがに独学は無理でした。

 

しかし、3年は長すぎです。

後になって、ああすればよかった、こうすればよかったと気付いたことがたくさんあります。

 

今回の記事では、私自身の反省点を踏まえた不動産鑑定士試験の”超!効率的な勉強法”を紹介します。

この勉強法では、とことん無駄を省き、やるべきことしかやりません。

あなたが不動産鑑定士に興味を持ち、資格を取得しようと考えているなら、どうか、無駄に時間やコストをかけた間違った勉強法をしないでください。

 

試験情報

不動産鑑定士試験は、短答式と論文式の2段階選抜方式で行われます。

 

令和元年度試験日程

短答式試験

受験資格 不問
申込開始 2月15日(金)
試験日 5月12日(日)
※試験は年1回、5月中旬の日曜日
合格発表 6月26日(水)

論文式試験

受験資格 短答式試験の合格者のみ
申込期間 申込不要
試験日 8月3日(土)~8月5日(月)
※通常、7月下旬~8月上旬の土日月の連続する3日間
合格発表 10月18日(金)

 

短答式試験の内容

午前(120分)「不動産に関する行政法規」

午後(120分)「不動産の鑑定評価に関する理論」

※午前も午後も、全問マークシート方式(5肢択一式)、40問、配点100点です。

 

論文式試験の内容

1日目午前(120分)「民法(論文)」

1日目午後(120分)「経済学(論文)」

2日目午前(120分)「会計学(論文)」

2日目午後(120分)「不動産の鑑定評価に関する理論(論文)」

3日目午前(120分)「不動産の鑑定評価に関する理論(論文)」

4日目午後(120分)「不動産の鑑定評価に関する理論(演習)」

※論文問題はいずれも、2問、配点100点です。

※演習問題は、1問、配点100点です。

 

合格率・合格ライン

ここ数年の合格率は、短答式試験が32%ほど、論文式試験が14%ほどです。

短答式試験の合格ラインは総合点でおよそ7割です。

ただし、足切りがあり、各試験科目ごとに一定の得点が必要です。

短答式試験の合格者は翌年、翌々年の2年間短答式試験が免除されます。

論文式試験の合格ラインは総合点で概ね6割です。

ただし、足切りがあり、各試験科目ごとに一定の得点が必要です。

 

難易度

不動産鑑定士は、司法試験、公認会計士とともに”国家三大資格”と呼ばれるステータスの高い資格です。

当然、難関資格であり、受験生全体のレベルも相当に高いです。

実際、私の周りにいた受験生の多くが、仕事に就いていない”資格浪人”で、彼らは昼は専門学校、夜は自宅と丸1日中勉強しており、みんな本当にレベルが高かったです。

 

ただし、実は今、不動産鑑定士はもっとも狙い目の資格でもあります

まず、「国家三大資格」の中では、試験の難易度はもっとも低いです。

しかも、不動産鑑定士は将来的に十分なニーズが見込めるにもかかわらず、近年、受験者数が減少しており、さらに難易度が下がってきているのです。

 

超!効率的な勉強法

本来は独学派の私ですが、不動産鑑定士試験レベルの難関資格に対しては、専門学校の利用をおすすめします

というのも、短答式試験や演習問題であれば、頑張れば独学でも対応可能でしょうが、論文試験だけは独学では客観的な自己採点ができません。

実際、受験生のほとんどは専門学校を利用しています。

 

不動産鑑定士試験おすすめの専門学校は『LEC』です。長年の実績とノウハウ、プロの専任講師陣、タイプ別戦略的カリキュラムにより、確実に合格に導いてくれます。おかげで私も合格できました。

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それでも、1日中勉強している”資格浪人”には、忙しい社会人などは勉強時間で太刀打ちできません。

そのため、これから紹介する”超!効率的な勉強法”が必要になるのです。

 

効率の悪い間違った勉強法

まず、反面教師の意味で、私が行った効率の悪い勉強法を紹介します。

 

受験1年目

前年に、宅建士・マンション管理士・管理業務主任者のトリプルライセンスを達成し、その勢いで不動産鑑定士試験にチャレンジしました。

独学でのチャレンジでしたが、短答式はあっさり合格できました。

行政法規については、宅建試験などの知識が役に立ち、取り組みやすかったですし、過去問もすぐにいい点数がとれました。

鑑定理論については、不動産鑑定評価基準の暗記と過去問対策だけでなんとか乗り切れました。

 

しかし、論文式は惨敗でした。

独学で、市販のテキストを読んだり、過去問を解いたりしましたが、本試験ではまったく役に立ちませんでした

アウトプット学習の重要さを痛感しました。

 

受験2年目

短答式を合格しているので、論文式だけ勉強すればいいのは、ありがたかったです。

前年の反省から、アウトプット学習対策として専門学校の講座を受講しました。

休日は、専門学校の自習室で勉強し、受験仲間もできました。

おかげで、模試では、民法や鑑定理論はいい点数がとれるようになりました。

 

しかし、経済学と会計学は点数が伸びませんでした。両科目とも、暗記ばかりに走ってしまい、そもそも基礎ができていなかったのです。

模試の判定から予想はしていましたが、結果は、やはり不合格でした。

 

受験3年目

会計学対策として、2月に日商簿記3級と2級をとりました。

経済学対策として、論述の仕方を一から見直すため、今まで言葉で暗記しようとしていた定義やモデルを、できるだけ数式で理解するようにしました。

すると、この2つの対策が成功し、模試の点数も上がりました。

自信をもって本試験に臨んだ結果、見事、合格しました。

 

超!効率的な勉強法

このように、私は合格まで3年もかけてしまいました。

ここからは、私自身の反省点を踏まえた”超!効率的な勉強法”として、具体的な科目ごとの対策をご紹介します。

 

行政法規(短答式)対策

行政法規の出題範囲は、土地基本法、都市計画法、建築基準法などを含む37法令です。

私は、トリプルライセンス(宅建士・マン管・管業)の達成後に不動産鑑定士試験にチャレンジしたおかげで、最初から行政法規は得意でした。

というのも、行政法規に出る法令は、その多くがトリプルライセンスの出題範囲と重なっているのです。

しかも、難易度に違いはあるものの、出題形式がほぼ同じ(ともにマークシート方式で4択か5択の違い)です。

 

私がおすすめする行政法規対策は、不動産鑑定士の試験勉強を始める前に宅建士などの資格をとることです。

そうすれば、行政法規の基礎ができている状態で不動産鑑定士の試験勉強をスタートできるので、他の受験生よりも断然有利な位置からスタートできます。

 

民法(論文式)対策

民法の出題範囲は、不動産に関係する民法の規定や特別法(借地借家法と区分所有法)です。

私は、トリプルライセンス(宅建士・マン管・管業)の達成後に不動産鑑定士試験にチャレンジしたおかげで、最初から民法は得意でした。

というのも、民法の出題範囲は、トリプルライセンスの出題範囲とそのまま重なっているのです。

たしかに、難易度や出題形式の違い(論述式とマークシート方式)があるので、宅建士などの知識だけでは不足ですが、基礎としては十分役に立ちます。

 

私がおすすめする民法対策は、不動産鑑定士の試験勉強を始める前に宅建士などの資格をとることです。

そうすれば、民法の基礎ができている状態で不動産鑑定士の試験勉強をスタートできるので、他の受験生よりも断然有利な位置からスタートできます。

 

経済学(論文式)対策

経済学の出題範囲は、ミクロ及びマクロの経済理論と政策論です。

私は経済学が苦手でした。

経済学の出題パターンはさまざまで、いくら理論やモデルを言葉で覚えても、なかなか的を得た論述ができず、模試でも点数が伸びませんでした。

暗記学習の限界を感じました。

 

そこで、言葉でうまく論述できないのならと、できるだけ数式だけで理解するようにしたところ、論述に応用力がつき、さまざまな問題形式に対応できるようになり、模試の点数も上がりました。

 

私がおすすめする経済学対策は、理論やモデルを数式で理解することです。

そうすれば、論述に応用力がつき、さまざまな問題形式に対応できるようになります。

 

会計学(論文式)対策

会計学の出題範囲は、財務会計論(企業の財務諸表の作成及び理解に必要な会計理論、関係法令及び会計諸規則を含む)です。

私は会計学が苦手でした。

会計学の理論や定義を言葉だけで理解し暗記するのは大変で、なかなか的を得た論述ができず、模試でも点数が伸びませんでした。

暗記学習の限界を感じました。

 

そこで、対策として簿記の3級と2級をとったところ、模試の点数が上がり、得意科目になりました。

というのも、例えば、引当金や繰延資産の定義は、簿記の手続きを言葉で説明しているだけであり、簿記の手続きの流れを理解したおかげで、論述能力が一気に跳ね上がったのです。

 

私がおすすめする会計学対策は、不動産鑑定士の試験勉強を始める前に簿記3級(できれば2級)をとることです。

そうすれば、会計学の基礎ができている状態で不動産鑑定士の試験勉強をスタートできるので、他の受験生よりも断然有利な位置からスタートできます。

 

鑑定理論(短答式、論文、演習)対策

鑑定理論の出題範囲は、不動産鑑定評価基準及び不動産鑑定評価基準運用上の留意事項です。

私は、最初から、なぜか鑑定理論は得意でした。

短答式の勉強としては、基準を暗記し、過去問を繰り返しただけです。

論述の勉強としては、基準の暗記に加え、過去問や予想問題に出てきた重要な解答パターンを暗記しただけです。

演習の勉強としては、過去問や予想問題をひたすら繰り返しただけです。

 

私がおすすめする鑑定理論対策は、ひたすら暗記と過去問を繰り返すことです。

不動産鑑定士の試験対策をうたう多くのサイトでは、暗記だけではダメで理解が重要だと言っていますが、少なくとも私はこれで点数が取れていましたから十分だと思います。

 

まとめ

以上が、不動産鑑定士試験のための、私自身の反省点を踏まえた”超!効率的な勉強法”です。

 

科目別にまとめると、こんな感じです。

  1. 行政法規の対策は、不動産鑑定士の試験勉強を始める前に宅建士などの資格をとること。
  2. 民法の対策も、不動産鑑定士の試験勉強を始める前に宅建士などの資格をとること。
  3. 経済学の対策は、暗記ではなく、理論やモデルを数式で理解すること。
  4. 会計学の対策は、不動産鑑定士の試験勉強を始める前に簿記3級(できれば2級)をとること。
  5. 鑑定理論の対策は、ひたすら暗記と過去問を繰り返すこと。

 

不動産鑑定士は、今、もっとも狙い目の資格です。

あなたが不動産鑑定士に興味を持ち、資格を取得しようと考えているなら、この記事が必ず役に立つと確信しています。

頑張りましょう!

 

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