簿記対策|得点UPを狙える電卓の便利機能|CASIOもSHARPも対応します

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簿記対策|得点UPを狙える電卓の便利機能|CASIOもSHARPも対応します

簿記の試験会場には独特な雰囲気があります。

他の一般の試験のそれとは明らかに違います。

試験中、受験生たちの電卓をたたく音がずっと鳴り響いているのです。

 

簿記の検定試験では電卓を使いこなす能力がとても重要です。

どれだけ電卓を使いこなせるかで、計算のスピードや正確性がまったく異なってきますから。

そのため、私は、簿記の試験勉強をするなら早いうちに大きめのマイ電卓を用意することをおすすめしています。

 

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マイ電卓を早めに用意する目的

早いうちにマイ電卓をおすすめするのは、2つの目的があるからです。

 

1つ目は、打ち間違いによる誤答を防ぐためです。

大きめの電卓をおすすめするのも打ち間違いを防ぐためです。

早くから同じ電卓をたたき続ければ、キーの場所や最適な力加減を体が覚えていくので打ち間違いが減ります。

電卓を極めた受験生は、左手で電卓を叩きながら、右手のペンで解答を書きます。もちろん電卓をまったく見ずにブラインドタッチでです。

 

2つ目は、電卓の便利な機能を使いこなせるようにしておくためです。

電卓には普段あまり使わないものの、知っていると非常に便利な機能がいくつかあります。

これらの機能を使いこなせるようになれば、計算が速くなるだけでなく、キーをたたく回数を大幅に減らすことができるため、結果として打ち間違いが減ります。

これらの機能も、早いうちから意識して使い続けていれば、いつの間にか使いこなせるようになっているはずです。

 

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覚えておきたい電卓の便利な機能

ここからは、簿記検定対策として、最低限これだけは覚えておきたい電卓の機能を紹介します。

なお、CASIO製の電卓は、SHARPなど他社製の電卓と一部のキーの名前や機能が違うのでそのへんも解説します。

 

メモリー機能 [M+][M-][RM][CM]

メモリ機能は、計算結果などの数値を1つ記憶する機能です。

 

メモリープラス [M+]

[M+]を入力すると、計算結果などの数値を電卓が記憶します。

電卓が既に数値を記憶している場合は、その数値に新たな数値を足した合計値を記憶します。

[M+]の使用例
「10」と入力してから [M+] を入力すると、電卓が「10」を記憶します。
「10×2」と入力してから [M+] を入力すると、電卓が「10×2」の計算結果「20」を記憶します。
①を入力し、画面を消してから②を入力すると、①で覚えた「10」に②の「20」を足した合計「30」を記憶します。

 

メモリーマイナス [M-]

[M-]を入力すると、計算結果などの数値を引いた数値を電卓が記憶します。

電卓が既に数値を記憶している場合は、その数値から新たな数値を引いた数値を記憶します。

[M-]の使用例
「10」と入力してから [M-] を入力すると、電卓が「10」の減算値「-10」を記憶します。
「10×2」と入力してから [M-] を入力すると、電卓が「10×2」の計算結果の減算値「-20」を記憶します。
①を入力し、画面を消してから②を入力すると、①で覚えた「-10」から②の「-20」を引いた数値「-30」を記憶します。

 

リターンメモリー [RM]

[RM]を入力すると、電卓が記憶している数値を呼び出します。

※CASIO製では[MR]キーです。

[RM]の使用例
「10」と入力してから [M+] 続いて [RM] を入力すると、電卓が「10」を表示します。
「10」と入力してから [M-] 続いて [RM] を入力すると、電卓が「-10」を表示します。

 

クリアーメモリー [CM]

[CM]を入力すると、電卓から記憶している数値を消去します。

※CASIO製では[MC]キーです。

[CM]の使用例
「10」と入力してから [M+] 続いて [RM] さらに [CM] を入力すると、電卓が「10」を表示し、記憶している数値がなくなります。

 

グランドトータル機能 [GT]

グランドトータル機能は、計算結果を記憶する機能であり、続けて計算すれば次々と新しい計算結果を加えて記憶し続けます。

[=]を入力する度に、電卓は前の計算結果に新しい計算結果を加えた数値を記憶します。

画面上は最後の計算結果を表示しますが、最後に[GT]を入力すれば、これまでの計算結果すべてを加えた数値を表示します。

[GT]の使用例
「10+10=」と入力すると、電卓は計算結果「20」を表示します。
続けて「20+20=」と入力すると、電卓は計算結果「40」を表示します。
このとき、グランドトータル機能により、電卓は「10+10」の計算結果「20」に「20+20」の計算結果「40」を足した「60」を記憶しています。
そのため、この後に [GT] を入力すれば、電卓は「60」を表示します。

 

クリアー機能

クリアー機能は、CASIO製とSHARPなどの他社製とで大きく違うので気を付けましょう。

他社の電卓 CASIO製電卓
表示している数字を消す [CE] [C]
GTとメモリー以外のすべてを消す [C] [AC]
GTとメモリーを含むすべてを消す [CA] [AC]と[MC]

 

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まとめ

簿記の試験では電卓を使いこなす能力が重要です。

どれだけ電卓を使いこなせるかで、計算のスピードや正確性がまったく異なってきますから。

メモリー機能とGT機能だけでも使いこなせれば、速度も正確性も大きく上がります。

がんばりましょう!

 

ちなみに、公認会計士試験、税理士試験、不動産鑑定士試験などでも電卓を使用しますから、電卓を使いこなす能力は後々にも役立ちます。

 

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