たったこれだけ!2級建設業経理士の独学攻略法

たったこれだけ!2級建設業経理士の独学攻略法

 

「建設業経理士検定」は、建設業経理に関する知識と処理能力の向上を図ることを目的とする検定試験です。

国土交通大臣より試験実施機関として登録を受けた一般財団法人建設業振興基金が実施する民間資格です。

「建設業経理士検定」には1~4級までありますが、特に2級以上(1級、2級)は、建設会社が公共工事に入札する際の経営事項審査において加点評価されることから、建設業界注目の会計スペシャリストです。

 

この記事では、2級建設業経理士を独学で短期攻略するための「超!効率的な勉強法」を紹介します。

私自身が実践し結果を出したこの勉強法は、とことん無駄を省き、やるべきことしかやりません。

どうか、時間やコストを無駄にかけた間違った勉強法をしないでください。

試験情報

平成30年度試験日程・出題範囲

2級建設業経理士試験は上期(9月)と下期(3月)の年2回実施されます。

平成30年度上期 2018年9月9日
平成30年度下期 2019年3月10日

※正確な試験日程は公式サイトを参照してください。

 

出題範囲

出題範囲は、建設業の簿記、原価計算及び会社会計です。

試験内容は、建設業会計以外の分野は日商簿記検定にほぼ準じています

 

合格率

合格率は、ここ数回でみると約33%~44%と幅はありますが、高い合格率だと言えます。

 

難易度

建設業経理検定の各級の難易度は、日商簿記のそれよりも低めに設定しているようです。

つまり、難易度順に並べると、

日商簿記2級 > 2級建設業経理士 > 日商簿記3級

です。

難易度的には、簡単な部類に属し、独学で十分に攻略できます

 

超効率的な勉強法

2級建設業経理士を受験する多くの方は、日商簿記3級や2級の取得者、またはその勉強を経験した方であり、簿記初学者は少ないと思います。

しかし、2級建設業経理士では、新たに建設業の簿記が加わるなど、簿記初学者でなくても、新たに勉強することはたくさんあります。

短期攻略を目指すためには、効率良く勉強する必要があります。

 

というわけで、ここからは、やるべきことしかやらない「超効率的な勉強法」を紹介します。

 

教材はテキスト1冊と過去問集1冊と電卓だけ!

まずは教材を揃えましょう。

必要な教材は、テキスト1冊と過去問集1冊と電卓だけです。

私の経験上、いろんな教材に手を出すと、かえってどれも中途半端になってしまいます。

これと決めた教材をひたすら何度も繰り返す方が、はるかに学習効率は高いです。

テキストと参考書については、私のおすすめは以下の2冊です。

 

テキストは、「スッキリわかる 建設業経理士2級」(TAC出版)です。

スッキリわかる 建設業経理士2級 (スッキリわかるシリーズ)

過去問集は、「合格するための過去問題集 建設業経理士2級」(TAC出版)です。

合格するための過去問題集 建設業経理士2級 第10版 19年3月・9月検定対策 (よくわかる簿記シリーズ)

では、なぜこの2冊をおすすめするかというと、

「スッキリわかる 建設業経理士2級」は、かわいいイラストややさしい文章表現で、とにかく読みやすく、わかりやすいです。2級建設業経理士受験者の中でも人気のテキストです。

過去問集については、わからなかった箇所はテキストを見直すことになるでしょうから、テキストと同じ出版社のものを選んだ方が、内容が連携していてスムーズに見直せます。

 

電卓については、大きめのものを早めに用意しましょう。

早めに用意する理由は、試験中の打ち間違いによる時間ロスをなくすことが目的で、受験勉強中からマイ電卓を使い込んで、早めに自分のものにしておくためです。

大きめのものをおすすめするのも、同様に試験での打ち間違えを防ぐためです。

あと、電卓の便利な機能を使いこなすためでもあります。早めにマイ電卓を用意して、便利機能を使いこなせるようになれば、計算が速くなるだけでなく、キーをたたく回数を大幅に減らすことができるため、結果として、打ち間違いが減ります。

簿記対策|得点UPを狙える電卓の便利機能|CASIO&SHARP
簿記の試験会場は、独特な雰囲気があります。 他の普通の試験のそれとは、明らかに異なります。 試験中、受験生たちの電卓をたたく音がずっと鳴り響いているのです。 ...

 

受験スケジュールは試験日から逆算して立てろ!

次に、受験スケジュールを試験日から逆算して立てます

試験日から逆算してスケジュールを立てることにより、やるべきことをすべてやりきった直後、すなわち頭がピークの状態で試験日を迎えることができます。

具体的には、今から試験までの期間を大きく3つに分けます。

3つの期間を、試験直前から順に、③直前期、②アウトプット期、①インプット期とします。

③ 直前期は総復習をします。期間は試験直前の2~3日間程度。

② アウトプット期は過去問集をひたすら解きます。

① インプット期はテキストをひたすら読みます。

 

この①②③の各期に割り振る期間は、試験までの残り期間に応じて設定します。

もし残り期間が2ヶ月(9週間)だとすれば、①4週間弱、②5週間、③3日間ぐらいです。

もし残り期間が3ヶ月(13週間)だとすれば、①5週間、②7週間強、③3日間ぐらいです。

ちなみに、2級建設業経理士に合格するために必要な勉強時間は、一般に100時間程度と言われています。

私としては、この「超効率的な勉強法」を使えば、簿記初学者の忙しい社会人を想定しても、1ヶ月=40~50時間あれば十分に合格できると考えています。

受験生の属性(学生、主婦など)次第では、1日の勉強時間を増やすことで、さらなる短期合格も可能だと考えています。

※ 1ヶ月=40~50時間の計算式
1日の勉強時間を、平日2時間、土日は計5時間とします。
1週間の勉強時間は、勉強できない日が週に必ず1日あるとして、6日間で10~13時間。
1ヶ月(4週間)なら、40~50時間。

 

3回転学習法でインプット

試験勉強とは、必要な知識を頭に入れ(インプット)、その知識を正しく解答する練習(アウトプット)をする作業です。

特に、簿記の勉強はアウトプット重視とよく言われますが、それでも知識のない状態で問題を解くことなどできませんから、インプットを軽んじることはできません。

ということで、まずはインプット学習をします。

ここでは、学習効率が高いと言われる3回転学習法を使って、テキストを効率よくを読み込みます。

 

1回転目

まずは、スピード重視でサッと完読します。

ここでは、なんとなくでいいので簿記とはどういうものかを掴むことと、試験範囲のボリューム感を把握することを意識して読み進めます。

もしわからない箇所があっても、わからないままでいいので、どんどん読み進めます。

簿記を勉強し初めのころ、私は、「なぜそうなるのか?」と理屈を考えるのではなく、野球やサッカーのルールと同じように「そういうルールなんだ。」と思うようにして読んでいました。

 

2回転目

今度はじっくりと読み込みます。

「なるほど」と納得しながら読み進めていきます。

ここでは、試験によく出る重要ポイントを蛍光ペンでマーキングします。

 

3回転目

重要度の低そうな箇所は流していいので、2回転目にマーキングした重要ポイントを復習し、理解します

 

過去問集でアウトプット

簿記では、過去問集を使ったアウトプット学習がものすごく効果的です。

というのも、「簿記は習うより慣れろ」と言われるように、本を読んで覚えるより、手を動かしてひたすら問題を解いていく方が、簿記は身につきます。

また、2級建設業経理士試験は、数字だけは変えているものの問題のほとんどが過去問のやき直しだといわれています。

過去問に慣れ、しっかり攻略しておけば、本試験のほとんどの問題を解くことができるようになるのです。

なので、過去問集をひたすら解き、答え合わせをし、復習します。

限られた出題パターンであり、間違った問題は、もう一度解きなおす、テキストに戻って理解しなおす等して、確実に自分のものにしましょう。

 

ラスト2~3日間は総復習

試験直前の2~3日間は、過去問でよく間違えた問題だけを徹底的に復習し、本番で対応できるようにしておきます。

前日の晩は早めに寝て、頭と体が共に万全の状態で、試験当日を迎えてください。

 

まとめ

以上が、2級建設業経理士のための、やるべきことしかやらない「超効率的な勉強法」です。

まとめると、こんな感じです。

1.教材は、テキスト1冊と過去問集1冊と電卓だけ。

2.スケジュールは、試験日から逆算して立てる。

3.インプットは、3回転学習法を使って効率的に。

  • 1回転目は、簿記の全体像とボリューム感の把握だけを意識してサッと完読する。
  • 2回転目は、じっくり読み込み、重要ポイントをマーキングする。
  • 3回転目は、2回転目にマーキングした重要ポイントを復習する。

4.アウトプットは過去問集だけ。ひたすら解き、答え合わせをし、復習する。

5.直前期は、やったことだけ徹底的に復習する。

 

あなたが2級建設業経理士に興味を持ち、受験を考えているなら、この記事が必ず役に立つと確信しています。

頑張ってください。

コメント