【保存版】投資家が絶対に知っておくべき心理効果13選|FX必勝法

投資家心理まとめ

 

FXでも株でも、私たち投資家は、合理的な行動ができずによく失敗します。

この合理的でない心理や、そんな心理のワナにはまらないための対策は、人間の行動の不合理さに着目した行動経済学から学ぶことができます。

この記事では、行動経済学の見地から、私たち投資家が絶対に知っておくべき心理効果を13個ご紹介します。

 

プロスペクト理論(損失回避の法則)

「プロスペクト理論」とは、人間は無意識に、利益を前にすると確実に取れる利益を取り、損失を前にするとそのすべてを回避しようとする、心理傾向です。

わかりやすく言うと、人間は、「得」よりも「損を回避する方」を選ぶ、「1万円をもらう嬉しさ」よりも「1万円を失う悲しみ」の方が大きいのです。

損切りってなかなかできないですよね。

私たちが上手に損切りできない心理は、「プロスペクト理論」で説明できます。

損切りをすれば、今はまだ含み損にすぎず、逆転の可能性がある(かもしれない)状態だったものが、損失として確定されてしまいます。

なので、損失を生む損切りを前にすると、私たち投資家の心理には「プロスペクト理論」が働き、損切りそのものを回避しようとしてしてしまうのです。

プロスペクト理論|FXでなぜ損切りできないのか?その心理と対策
人間の心理には、「得」よりも「損を回避する方」を選ぶ「プロスペクト理論」が働くため、損切りが合理的な行動だとわかっているのに、できないのです。損失を生む損切りを前にすると、損切りそのものを回避しようとしてしまうのです。

 

アンカリング効果

「アンカリング効果」とは、はじめに提示された数字や情報がアンカー(基準)となって、その後の判断が無意識に左右されてしまう、という心理効果です。

語源は、船のアンカー(いかり)です。アンカーを海底におろした船は、その届く範囲でしか動けないことから、「アンカリング効果」と名づけられました。

私たちは「高値掴みの安値売り」をよくしてしまいますが、この心理は、アンカリング効果で説明できます。

例えば、為替市場において、ここ数ヶ月ずっと110円付近にいたドル円相場が100円まで下落したとします。

このとき、110円がアンカーになっている多くの投資家から見ると、今の100円は値ごろ感があり、急いでロングポジションを構えてしまいたくなります。

しかし、この110円が間違った思い込みのアンカーであれば、このまま相場の下落は止まりません。

もしロングポジションを構えてしまっていれば、最終的には「高値掴みの安値売り」になっていたことでしょう。

こうして、私たちは、間違った思い込みのアンカーに影響を受けてしまい、「高値掴みの安値売り」をしてしまうのです。

アンカリング効果|FXで高値掴みの安値売りをしてしまう心理と対策
私たち投資家の目標は「安く買って高く売る」です。それなのに、逆の「高値掴みの安値売り」をどうしてもしてしまうのは、間違った思い込みによるアンカーに影響を受けて行動しまうからです。回避するためには、相場状況を正しく反映したアンカーを持つことです。

 

バンドワゴン効果

「バンドワゴン効果」とは、自分の判断や選択よりも、大勢の判断や選択の方が正しいだろうと思い込み、同調してしまう心理の動きです。

私たちは、流行のような大勢の判断に安易に同調してしまいがちですが、この心理は、バンドワゴン効果で説明できます。

例えば、ある通貨ペアが急騰したとします。

それを見ていた為替市場の参加者は、「バンドワゴン効果」によって、大勢の判断だと思ってどんどん新規参入していくことになり、その通貨ペアはさらに急騰します。

さらに「バンドワゴン効果」は続き、それを見ていた他の人々も新規参入し、流行は加速していきます。

しかし、ある程度まで急騰すると、最初から参加していた人々は、すでに十分な利益をあげているので、頃合いを見て撤退していきます。

そして、ある瞬間に暴落が始まり、後から参加した人や逃げ遅れた人は大きな損失をこうむることになってしまうのです。

特に、日本人は協調性を大事にすることから、「バンドワゴン効果」にはまりやすいと言われます。

バンドワゴン効果|FXで大勢に同調してしまう心理と回避策
人間は、合理的ではないとわかっていても、大勢の判断や選択に同調してしまいます。特に、日本人は「バンドワゴン効果」にはまりやすいと言われます。回避策として、まずは自覚することです。自覚しさえすれば、自分の心理にいったんブレーキをかけることができるはずです。

 

一貫性の原理

「一貫性の原理」とは、人間は無意識に、行動、態度、発言などに一貫性を保ちたいと考えてしまう心理のことです。

FXで勝ち続けるためには、投資戦略を立てることが重要ですが、その投資戦略を守り続けることも同じくらい重要です。

投資戦略を守り続けるために、人間に無意識に働く心理作用である「一貫性の原理」をうまく活用しましょう。

心の中で決意するだけでは、「一貫性の原理」は強く働かないので、三日坊主になってしまいがちです。

そこで、家族や投資仲間に「投資戦略を守る」ことを宣言するのです。

夫や奥さんからみれば、わが家の財産が増減する話なのですから、その宣言をやり続けているか関心を持っていてくれるでしょう。

投資仲間に対しては、対等な立場の仲間に、いい加減な人と思われたくない、という心理が働くでしょう。

このように、宣言は、あなたの「投資戦略を守る」という決意に「一貫性の原理」を強く働かせます。

一貫性の原理|FXでなぜ投資戦略を継続できない?その心理と秘策
FXで勝ち続けるためには、投資戦略を立てることが重要ですが、その投資戦略を守り続けることも同じくらい重要です。そのために、人間に無意識に働く心理作用である「一貫性の原理」をうまく活用しましょう。決意を宣言することにより「一貫性の原理」はより強く働きます。

 

サンクコスト効果(コンコルド効果、埋没費用効果)

「サンクコスト効果」とは、ある対象への投資(金銭、精神、時間など)を続ければ損失になるとわかっているのに、過去の投資を惜しみ、現在も投資を止められない心理状態です。

「サンクコスト効果」の原因は「もったいない」という心理です。

過去の投資を惜しんで「もったいない」と思ってしまう心理が、現在も投資を続けてしまう原因になっているのです。

私たちがナンピンをやってしまう心理は、「サンクコスト効果」で説明できます。

ナンピンは、みんな理屈ではダメだとわかっているのに、「もったいない」「失ったお金を取り戻したい」と思ってしまうために、してしまうのです。

その結果、少しの損失で済んだはずなのに、大きな損失を出してしまうことになるのです。

サンクコスト効果|FXでなぜナンピンするのか?その心理と回避策
ナンピンが間違った判断だとわかっているのに、ついしてしまいます。「サンクコスト効果」の原因は「もったいない」という心理です。過去の投資を惜しんで「もったいない」と思ってしまう心理が、現在も投資を続けてしまう原因になっているのです。

 

部分強化

条件づけに際し、強化(報酬)を毎回与えることを連続強化といい、強化(報酬)を時々与えることを部分強化といいます。

条件づけとは、報酬や罰を与えることにより、ある行動を自分からするように訓練することです。

人間の心理には、報酬を毎回もらえる「連続強化」よりも、時々もらえる「部分強化」を好む傾向があります。たまに大きく勝つギャンブルは当たったときの快感が大きいため、その快感が忘れられずに依存してしまうのです。

「ポジポジ病」とは、ポジションを構えたくて仕方がない、手持ちポジションがない状態を我慢できない、そんな心理状態のことをいいますが、このポジポジ病になる理由は、「部分強化」で説明できます。

FXで、たまにトレードが成功して大きな利益をあげたとすれば、「部分強化」による快感になります。

そして、また快感を味わいたいという心理により、ポジションを構えたくて仕方がない、手持ちポジションがない状態を我慢できなくなってしまうのです。

部分強化|FXでなぜポジポジ病にかかるのか?その心理と克服方法
「ポジ」とはポジションのことで、ただポジションを構えたくて仕方がない、手持ちポジションがない状態を我慢できない、そんな心理状態のことです。そのままでは、いつか大損してしまいます。ポジポジ病になる理由は、「部分強化」で説明できます。

 

ギャンブラーの誤謬

「ギャンブラーの誤謬」とは、自分の主観や経験などから、確率論に基づいた予測がゆがめられてしまう心理現象です。

相場について、「そろそろ下落するだろう」とか「次こそは勝てるだろう」とか根拠のない思い込みをしてしまうことがよくあります。

私たちは、なぜ合理的な根拠もないのに、勝手な思い込みをしてしまうのでしょう?

このような思い込みをしてしまう心理は、「ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)」で説明できます。

今、ある通貨ペアが連日上昇し続けている状況にあるとします。

このようなとき、ほとんどの投資家の心理は、無意識に「ギャンブラーの誤謬」におちいり、合理的な根拠がないのに「そろそろ下がるだろう」と思い込むようになります。

この思い込みによって、急いでショートポジションを構えてしまう投資家もいるでしょう。

しかし、相場が下がると判断した理由は、ただの思い込みですから、もしショートポジションを構えていれば、さらに相場が上がって損をするということがあるのです。

ギャンブラーの誤謬|FXで「次こそ」と思い込んでしまう心理と対策
「ギャンブラーの誤謬」とは、自分の主観や経験などから、確率論に基づいた予測がゆがめられてしまう心理現象です。人間は、無意識に「ギャンブラーの誤謬」におちいってしまうので、「そろそろ」や「次こそ」などの勝手な思い込みだけでエントリーしてしまいがちです。

 

確証バイアス

「確証バイアス」とは、人間は無意識に、自分の考えや意見を検証するときに、肯定的な情報ばかりを集め、否定的な情報を集めようとしない心理のことです。

つまり、都合のいい情報だけを集めて、自分の先入観を強化するのです。

私たちは、投資判断にあたり、自分に都合のいい情報ばかり集め、反対意見を無視してしまいがちですが、その理由は「確証バイアス」で説明できます。

今、エントリーしようと思い、情報を集めるとします。

このとき、ここでエントリーすれば勝てると考えているわけですから、その考えを証明する情報ばかりを集めてしまいます。

例えば、たまたま同じ考えのマーケットニュースがあったとか、同じ判断を示すテクニカル指標を探すとか。

結果、片寄った情報で投資判断をするわけですから、正しい判断ができず大損しかねません。

確証バイアス|FXで都合のいい情報だけを集めてしまう心理と対策
「確証バイアス」とは、自分に都合のいい情報だけを集めて、自分の先入観を強化することです。FXでもよく見られます。エントリーしようと思って情報を集めるとき、ここでエントリーすれば勝てると考えているわけですから、その考えを証明する情報ばかりを集めてしまいます。

 

現在バイアス

「現在バイアス」とは、人間は無意識に、将来の大きな利益よりも、目先の利益を優先してしまう心理のことです。

わかりやすく言えば、「1年後に11万円もらえる」より「今10万円もらえる」に魅力を感じてしまう、そんな心理です。

人間の心理は未来をうまく想像できないので、ハッキリわかる今を優先してしまう傾向があるのです。

例えば、投資資金を貯めようと決心しても、なかなか思うように貯められません。

思うように貯金できない心理は、「現在バイアス」で説明できます。

「現在バイアス」により、決心を先のばしにし、目先の満足を優先させてしまっているのです。

決心の先のばしは、もちろん合理的な判断ではないとわかっているのですが、私たちは目先の利益を優先させてしまうのです。

現在バイアス|なぜ貯金できない?その心理と貯める秘訣
FX資金として〇〇万円貯金すると決心したのに、決心を先のばしにし、目先の満足を優先させてしまいがちです。私たちの心理には、無意識のうちに「現在バイアス」が働いているので、思うように貯金できないのです。 決心の先のばしは、もちろん合理的な判断ではありませんが、私たちは目先の利益を優先させてしまうのです。

 

自己奉仕バイアス

「自己奉仕バイアス」とは、成功したときは自分自身の能力によるものであり、失敗したときは自分ではどうにもできない外部要因によるものだと思い込む心理です。

わかりやすく言えば、成功は自分の手柄で、失敗は他人のせいだとする考え方です。

「自己奉仕バイアス」の原因は、主に、自分のプライドを維持したい、他人に好印象を与えたい、そんな心理にあると言われています。

投資で負けたときに反省できない心理には、おそらく「自己奉仕バイアス」が作用しています。

投資では、誰でも、勝つときもあれば負けるときもあります。

大事なのは、負けたときこそ、自分と向き合って負けた原因を突き止め、同じ過ちを繰り返さないよう反省することです。

反省しなければ、経験や知識が蓄積されず、いつまでたっても初心者同然です。

自己奉仕バイアス|FXで失敗を他人のせいにしてしまう心理と回避策
成功は自分の手柄で、失敗は他人のせいだとする考え方です。「自己奉仕バイアス」の発生原因は、自分のプライドを維持したい、他人に好印象を与えたい、そんな心理にあると言われています。負けたときに自省しなければ、経験や知識が蓄積されず、いつまでたっても初心者同然です。

 

認知的不協和

認知的不協和とは、自分の中で矛盾する2つの認知を抱いたために、不快な心理状態になってしまうことです。

私たちは、自分の考えと対立するまっとうな意見に直面したとき、その不快感を解消するため、ついその場しのぎに自分を正当化しがちです。

その場しのぎが合理的でないとわかっているはずなのに、なぜしてしまうのでしょう?

その理由は、「認知的不協和」で説明できます。

例えば、自分の相場予想と矛盾するマーケットニュースが出た場合などに、矛盾する2つの認知を抱いたために「認知的不協和」が起こったとします。

このとき、不快感を解消するため、私たちはどちらかを否定しようとするのですが、自分の考えを否定する方は、心理的に負担が大きいのです。

そのため、私たちは、より心理的に負担の少ない方を選び、言い訳しながらマーケットニュースを否定して自分の考えを正当化してしまうのです。

認知的不協和|FXで無理やり自分を正当化してしまう心理と回避策
自分の考えと対立するまっとうな意見に直面したとき、私たちは、その不快感を解消するため、ついその場しのぎに自分を正当化しがちです。認知的不協和による不快感を解消する方法として、私たちは、つい心理的に負担が少ない方を選んでしまうからです。

 

罰への欲求

「罰への欲求」とは、良いことが続けて起こると、何か悪いことが起こるのではと不安になったり、悪いことが起こることを望んでしまう、そんな心理を言います。

人間は無意識に、人生には良いことと悪いことがバランスよく起こるものだと認識しているので、良いことばかりが続くと不安を感じるのです。

投資で勝ち続けているとき、不安になり、つい間違った行動をしてしまうことがあります。

このような心理は、「罰への欲求」で説明できます。

勝ち続けると、「罰への欲求」により、大きく負けるのではないかと不安になり、

「保有しているポジションを早々と手放してしまう。」

「エントリーサインが出てもスルーしてしまう。」

といった行動をしてしまうのです。

しかし、その不安に合理的な理由はなく、自ら大きなチャンスを逃しているかもしれないのです。

罰への欲求|FXで勝ち続けるとなぜ不安になるのか?その心理と対策
私たちは、良いことが続けて起きたあと、何か悪いことが起きるのではないか、悪いことが起こってほしいという心理になってしまいがちです。人間は無意識に、人生には良いことと悪いことがバランスよく起こるものだと認識しているので、良いことばかりが続くと不安を感じるのです。

 

少数の法則

「少数の法則」とは、人間は無意識に、試行回数が少ないがゆえに得られた偏った結果を正しいと思い込んでしまう心理傾向です。

私たちは、チャート上のわずかなサンプルから無理にパターンを探そうとしがちです。

しかし、サンプル数が少なすぎて、統計学的にも、パターンなどないのにパターンがあると決めつけてしまっている可能性が高く、いつか大損しかねません。

私たちは、どうしてわずかなサンプルだけでパターンがあると思い込んでしまうのでしょう?

その理由は「少数の法則」で説明できます。

目に見える過去のチャートから、たとえ少数でも納得できる事例を見つければ、「少数の法則」により、そのパターンに意味があると信じ込んでしまうのです。

少数の法則|FXで少数事例だけで決めつけてしまう心理と回避方法
私たちの心理には、無意識のうちに「少数の法則」が働き、少数のサンプルから得たパターンに意味があると信じ込みがちです。統計学的にも、私たちは間違った結果を信じてしまう可能性が高いのです。回避するには、MT4を使って十分なサンプル数を集めて検証しましょう。

 

まとめ

以上、行動経済学の見地から、私たち投資家が絶対に知っておくべき心理効果を13個紹介しました。

この記事が、あなたの運用成績UPに必ず役立つと確信しています。

いっしょに頑張りましょう!