簿記3級とは?役に立つの?儲かるの?将来性は?次のステップは?

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簿記3級とは?

日商簿記3級(簿記3級)は、数ある資格試験の中でも、毎年約30万人が受験する日本屈指の”超”人気資格です。

学生・社会人・主婦など属性や性別を問わず、毎年多くの受験生が集まります。特に女性人気が高いです。

 

でも本当のところ、簿記3級とは? 就職や転職に役に立つのか? 儲かるのか? 将来性は? 仕事内容や勤務条件は? 次のステップは?

 

アラフィフリーマンの私にはさまざまな業界に多くの知人がいますし、中には人事担当者もいます。

彼らから直接聞いた企業の本音をご紹介します。

 

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簿記3級とは

「簿記」とは、会社やお店のお金の流れを帳簿録するためのルールのことです。

簿記検定はいくつかの機関(全経、全商、日ビなど)が実施していますが、ここでは、もっともメジャーで社会的評価の高い日商簿記検定について説明します。

日商簿記検定には1級、2級、3級および初級の4区分があります。

そのうち日商簿記3級(簿記3級)は、簿記初学者がまず目指す検定です。

 

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簿記3級を取得する方法

検定試験は年に3回(6月、11月、2月)実施されます。

合格ラインは100点満点で70点以上、つまり7割正解すればいいわけです。

合格率は回によって幅があり、50%に届く回があれば20%台の回もあります。

 

難易度的には簡単な試験です。

しかし、簿記3級の出題範囲は、2019年度の改定により、2級の範囲の一部まで広げられてしまいました。今後は難化するのではないかと噂されています。

 

 

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就職や転職に役立つ資格か?

簡単に取れる資格はその多くが何の役にも立たないゴミのような資格だったりします。

果たして簿記3級は本当に就職や転職に役立つ資格なのでしょうか?

 

多くの企業で評価される簿記3級取得者には、常に多くの求人があります。

試しに「ハローワークインターネットサービス」で求人情報を調べてみたところ、令和3年3月某日に簿記3級取得を応募条件にした求人は3,329件ありました。

その点では、簿記3級は就職や転職に役立つ資格であると言えます。

 

ただし、正社員として就職・転職を望むのであれば、簿記3級では不足で、2級が必要です。

簿記3級はあくまで簿記のスタートラインにすぎないので仕方ありません。

 

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簿記3級の将来性

次に気になるのは将来性ですが、簿記3級は将来性も非常に高い資格だと言われています

 

というのも、会社の数だけ経理部門があるわけですから、経理部門の人材は将来的にも安定した需要が見込まれます。

「取りたい資格」「取ってよかった資格」などさまざまな資格の人気調査においても、簿記3級は2級とともに常にトップクラスの票を集めており、そのニーズの高さを示しています。

 

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仕事内容と勤務条件

以下は、簿記3級を応募条件とする求人情報例です。

  • 経理事務スタッフ
  • 税務会計スタッフ
  • 事務スタッフ
  • 労務関係
  • その他事務全般

 

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他資格へステップアップ|簿記2級・FP・2級建設業経理士

簿記3級は簿記のスタートラインにすぎないので、まずはより企業から評価される簿記2級を取得することをおすすめします。

簿記2級を取得した上で、簿記3級と2級で学習した知識を生かし、FPや2級建設業経理士へのステップアップをおすすめします。

 

簿記2級にステップアップ

簿記2級は、経営管理に役立つ知識として、最も会社に求められる資格の一つだと言われています。

あらゆる会社で求められる技能であり、会計事務所や税理士事務所、金融機関、商社など幅広い分野で活躍することができます。

業種によっては応募の必須条件にしているところも少なくありません。

そのため簿記3級取得者の多くは、2級へのステップアップを目指します。

 

 

FP(ファイナンシャルプランナー)にステップアップ

FPは、相談者の人生の夢や目標をかなえるため、実現までの資金計画を一緒に考えサポートする専門家です。

金融業界や不動産業界では仕事に直結する資格であるため、資格取得者が求められています。

FPには、国家検定のFP技能士(1~3級)、日本FP協会が認定するAFPとCFPがあり、FP技能士3級から順次ステップアップしていくことができます。

実は簿記3級や2級で学習した知識は、FP試験で学習するタックスプランニング(法人税法や所得税法など)の学習において大きなアドバンテージになるのです。

したがって、他の受験生よりも断然有利な位置から受験勉強をスタートできます。

 

2級建設業経理士にステップアップ

建設業経理士は㈶建設業振興基金が実施する経理試験です。

2級以上の資格者がいる建設会社は公共工事の入札の際に経営事項審査で評価されるため、建設業界で重宝される資格です。

建設業経理士検定は1級から4級まであるのですが、各級の難易度は日商簿記のそれよりも低めに設定されているようです。難しい順から並べるとこんな感じです。

日商簿記2級 2級建設業経理士 日商簿記3級

 

しかも、建設業経理士検定は建設業会計以外の分野は日商簿記検定にほぼ準じているのです。

したがって、他の受験生よりも断然有利な位置から受験勉強をスタートできます。

 

 

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まとめ

以上、簿記3級について関係者から直接聞いた企業の本音をご紹介しました。

 

簿記3級はビジネスパーソンに必須の基本知識として、経理・財務担当はもちろん、他の職種でも多くの企業で評価されます。

人気が高く、将来的にも非常に有望な資格です。

ただし、正社員として就職・転職を望むのであれば、簿記3級では不足で2級が必要です。

 

また、他資格へステップアップすることも可能です。

まず、簿記2級を取得し、その後、簿記3級と2級で学習した知識が大きなアドバンテージになるFPや建設業経理士を取得するのが効率の良いおすすめのステップアップです。

 

結論として、簿記3級は目指す価値のある資格であると言えます。

 

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