管理業務主任者の取扱説明書|なる方法、将来性、求人、業務内容、他資格へステップアップ

 

「管理業務主任者」に興味がある方、受験勉強中の方、合格したが資格をどう生かそうか悩んでいる方などなど、そんなあなたに必ず役立つ管理業務主任者情報を集めてみました。

 

管理業務主任者とは

「管理業務主任者」は、平成13年8月1日施行の「マンション管理の適正化の推進に関する法律(マンション管理適正化法)」で定められた新しい国家資格です。

 

管理業務主任者は、マンション管理業者が管理組合等に対して管理委託契約に関する重要事項の説明や管理事務報告を行う際に必要な国家資格の取得者です。

 

よく似た資格に「マンション管理士」がありますが、こちらは住民側の管理組合のコンサルタントであり、マンションの管理会社側の専門職である「管理業務主任者」とは立ち位置が異なります。

 

管理業務主任者になる方法

管理業務主任者試験に合格し、主任者の登録申請、主任者証の交付申請、大臣指定の講習を経て、主任者証が交付されます。

 

試験は毎年1回(通常12月の第1日曜日)行われ、合格発表は1月にあります。

試験の難易度については、出題範囲がほぼ同じマンション管理士試験と比べると、合格率(23% vs 9%)をみても、出題内容から考えても、「かなりやさしい」と言えます。

たったこれだけ!管理業務主任者の独学攻略法
「やさしい」といっても、マンション管理に関する幅広く深い知識が問われます。短期攻略するための「超効率的な勉強法」を紹介します。個人的には、この勉強法を使えば、忙しい社会人を想定しても2ヶ月=90~120時間あれば、十分に合格できます。

 

なお、主任者証には有効期間(5年)があり、有効期間が満了する前に更新申請を行う必要があります(満了後であっても新たな主任者証の交付申請は可能)。

 

管理業務主任者の将来性

今やマンションの居住者数は10人に1人を超え、管理業務主任者は、今後ますます社会のニーズが高まると見込まれていることから、将来、人気資格になるといわれています

  • 築30年を超える老朽マンションが平成29年末時点で約185万戸もあり、さらに今後10年で倍増すると見込まれています。マンションの老朽化対策が大きな課題となっています。
  • 阪神大震災前の旧耐震基準で建設されたマンションが約104万戸(マンション全体の約16%)もあり、その多くが耐震診断の未実施、耐震改修工事の未実施の状態であり、大きな課題となっています。
  • 居住者の高齢化や管理組合活動への無関心化により、管理組合の維持や運営が難しくなってきています。
  • 集合所有形態であるマンションには、戸建て住宅とは異なるさまざまな問題があります。古いマンションの空室問題が年々深刻化していることから、マンションの適切な維持管理をいかに確保するかが大きな課題となっています。

このように、日本全体で、マンションの適切な管理を行うことが重要な課題になってきています。

マンション管理のマネジメント業務を担う管理業務主任者に対する社会のニーズはますます大きくなってきています。

 

求人状況

管理業務主任者は、マンション管理業者の事務所ごとに、30管理組合につき1名以上の設置が義務付けられています。

また、管理受託契約前の重要事項説明など管理業務主任者でなければ行ってはならない独占業務があります。

これらにより、管理業務主任者には常に安定した求人があります。

 

ハローワークインターネットサービスで調べたところ、平成30年11月某日の管理業務主任者の求人は147件ありました。

そのほとんどが正社員としての募集です。

会社によっては、管理業務主任者資格の保有者に資格手当を支給しているケースもあります

 

具体的な業務内容例

以下は、一般的な不動産管理会社での業務内容例です。

  • 新規管理マンションの管理企画・立案
  • 分譲マンション管理・運営サポート
  • 生活改善や修繕工事の提案
  • フロント営業(担当物件は10件前後)

 

他資格へステップアップ

管理業務主任者は、多くの資格と関連性が高く、組み合わせて資格を取得することでキャリアアップが望めます。

特に、管理業務主任者で学習した知識を生かした以下のようなステップアップがおすすめです。

宅建士・マンション管理士とのダブル・トリプルライセンス

「宅地建物取引士・マンション管理士・管理業務主任者」の3資格は、毎年多くの受験生が集まる不動産関連の人気資格です。

実は、これら3資格の試験には共通する部分が多くあります。

特に出題科目の多くが重なっているので、管理業務主任者の試験勉強をすれば、同時にマンション管理士と宅建士の試験勉強もしていることになるのです。

効率よく勉強すれば、わずか半年でトリプルライセンス取得も十分に可能です。

見事達成すれば、同じ分野の資格を複数所有している者は希少なので、就職活動、転職活動その他社内外で、その分野のスペシャリストであるとアピールできます。

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不動産鑑定士にステップアップ

「不動産鑑定士」は、不動産の適正な価格を判断できる唯一の国家資格であり、不動産系資格の最高峰です。

数ある難関資格の中でも、不動産鑑定士は、司法試験、公認会計士とともに「国家三大資格」と呼ばれるステータスの高い資格です。

不動産鑑定士の魅力の一つとして、定期的に地価公示などの公的機関からの仕事があります。好不況に左右されない安定性があります。

難関資格の不動産鑑定士ですが、実は、管理業務主任者試験で学習した知識は、不動産鑑定士の試験科目「短答式試験(行政法規)」と「民法」の学習において大きなアドバンテージになるので、管理業務主任者の試験勉強をすれば、同時に不動産鑑定士の試験勉強もしていることになるのです。

したがって、他の受験生よりも断然有利な位置から受験勉強をスタートできます。

今が狙い目!不動産鑑定士の超効率的な勉強法
私自身の反省点を踏まえた不動産鑑定士試験の「超!効率的な攻略法」を紹介します。とことん無駄を省き、やるべきことしかやりません。私は、専門学校を利用して、3年かけて合格しましたが、3年はかかりすぎたと反省しています。どうか、無駄に時間やコストをかけた間違った勉強法をしないでください。

 

まとめ

今後の日本社会にとって、マンションの適切な管理を行うことは大きな課題になってきています。

そのため、国は、平成13年8月1日にマンション管理適正化法を施行し、マンション管理士制度と管理業務主任者制度を発足させました。

マンション管理のマネジメント業務を担う管理業務主任者は、今後ますます社会のニーズが高まると見込まれており、人気資格になるといわれています。

 

また、他資格へステップアップすることも可能です。

多くの資格と関連性が高い管理業務主任者ですが、特に、試験の出題科目の多くが重なる宅建士、マンション管理士、不動産鑑定士は、他の受験生よりも断然有利な位置から受験勉強をスタートできます。

 

管理業務主任者は、就職活動や転職活動の武器として、社内でのキャリアアップや資格手当目的で、さらには他の資格へのステップアップを図るためにも、取得する価値のある資格であると言えます。

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